
2月23日に放映されたワールドビジネスサテライト内でフジキンの”超ちょうざめ”が紹介されました。
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茨城県つくば市でチョウザメの養殖を手掛けるフジキン(大阪市、小川修平社長)は、世界三大珍味の一つと呼ばれるキャビアの販売を本格化する。キャビアを持つ成魚をこのほど都内のフランス料理店に出荷した。今年中に二十数匹をホテルや高級料理店向けに売り込み計画で、今後拡大していく。
販売したのは体重約10kg,卵を約1.2kg持つ成魚で、一匹の末端価格は20万円程度。輸入品の塩漬けキャビアの価格は、15~20万円で、「卵が新鮮でおいしい上に魚の身も調理に使えるので割安」(同社)としている。
筑波研究工場(茨城県つくば市)に800tの水槽を備えたチョウザメ養殖プラントを設け、現在食肉用に4,000匹、卵用に60匹を飼育している。
チョウザメは1億年前から生存していたとされる古代種で、寿命は数10年~100年とされる。大きくなると体重1tを超え,乗用車ほどの大きさになる。稚魚から育てて卵を産むまで10~20年ほどかかるため、これまで養殖はあまり進んでいなかった。
同社によると,天然キャビアはロシアやイラン、中国などから年間20~30tほど輸入しているが、密漁が進み漁獲量が減る傾向にあるという。 同社は養殖キャビアの需要が高まると見て、高級料理店のほか食材加工業者や大規模小売店への売込みを図る。
同社は産業用バルブ事業が主力で、半導体製造装置や宇宙開発機器などの特殊用品に強い。「制御系が得意で、養殖用プラント作りにも本業の技術が生かせる」(同社)事から1988年からチョウザメの養殖を手掛け、92年に人工ふ化に成功した。観賞用魚や養殖業者への稚魚の販売も進めている。
2003年03月27日(木) 日本経済新聞 P39
(首都圏経済・茨城版)より抜粋
出荷を控えたチョウザメの成魚