チョウザメ(キャビア・フィッシュ)の開発ストーリー
1987年(昭和62年~)
新事業の着手
当時弊社の最高技術顧問をされており、弊社とは深いつながりがあった、故西堀栄三郎先生が「フジキンのバルブを使ってチョウザメの養殖を始めてみないか?」というアイデアをご提案頂く。
プロジェクトメンバーが旧ソ連に赴き、チョウザメ養殖場見学、ロシア漁業省高官との会談。
旧ソ連視察
- ボルガ川を移動中の船上パーティーで振舞われたフレッシュキャビアの味に、世界三大珍味に何故キャビアが名を連ねているかをはじめて実感する。
- 現地養殖場の施設視察から、フジキンの流体「ながれ」制御技術を駆使した養殖施設の思案に、いくつかのヒントを得る。
- ふ化技術、魚の餌などについては一切不明。
- 完全閉鎖循環ろ過方式を採用。万博記念 つくば先端事業所にチョウザメ養殖プラント完成。
1989年(平成元年~)
チョウザメの観察
- 3~4年魚のベステル種100尾導入。
- 生態データを蓄積。
- それぞれの個体の特徴を区別することができるようになる。
- 個体識別管理を行うようになる。
1991年(平成3年~)
種苗生産技術を確立
1992年(平成4年~)
人工ふ化成功
民間企業初!人工ふ化に成功
しかし初年度生残率5%
1998年(平成10年~)
完全養殖成功
世界初!水槽での完全養殖に成功
生残率60%までアップ
チョウザメ国際シンポジウムへの参加をスタート
2002年(平成14年~)
キャビア初出荷!
日本初!キャビア初出荷!
2008年(平成20年~)
里美養魚場取得
茨城県常陸太田市に里美養魚場取得
チョウザメ1万匹以上を効率飼育できる体制を整える
「ながれをこえて」Vol.7掲載
チョウザメの完全養殖のストーリー
2010年(平成22年~)
安定供給へ
これからも、研究開発は無限に続きます…